AI初心者も安心!ChatGPTの安全な使い方&プライバシー設定

ChatGPTってとっても便利だけど、個人情報を入れても本当に大丈夫かな…?

うん、その心配はよくわかるよ。でも安心して!「正しい知識」と「ちょっとした設定」さえ知っていれば、安全に、そして楽しくAIを使いこなせるんだ。

「ChatGPTに大事な情報を入力しても大丈夫?」「私のデータはどう扱われるの?」そんな不安をスッキリ解消!
この記事を読めば、ChatGPTのプライバシーとセキュリティの基本が分かり、具体的な安全設定と注意点を押さえることで、今日から安心してAIを活用できるようになります。
- ChatGPTのデータの扱いとプライバシーの基本
- 絶対に入力してはいけない情報リスト
- いますぐできる!安全設定3ステップ
- 安心して使うための日常のポイント(心得)
- 日本の公式ガイドラインやよくある質問
この記事はこんな人におすすめ!
- ChatGPTのプライバシーが心配なAI初心者さん
- どんな情報を入力して良いか迷っている方
- 具体的な設定・注意点を知って安心してAIを活用したい方
そんな、AIとの安全で楽しい未来が待っていますよ。
ChatGPTの「データの扱い」ってどうなってるの?
まず大前提として、あなたがChatGPTに入力した内容やアカウント情報は、OpenAI(運営元)が責任を持って管理しています。
でも、「知らない間に広告業者に個人情報が売られるのでは…」といった心配は不要です!
OpenAIは、ユーザーの同意なく情報を第三者に販売したり、広告目的で無断利用したりすることを明確に禁止しています。
また、あなたのデータは可能な限り個人が特定できない形(匿名化)に処理され、通信時や保存時には暗号化によって守られています。
データの流れ(イメージ)
あなたがChatGPTに話しかけると、その言葉(データ)はインターネットを通じてOpenAIのコンピューター(サーバー)に送られます。そこでAIが内容を理解し、答えを考えて、あなたの画面に表示します。

このデータのやり取りは、すべて安全な方法(暗号化通信)で行われています。
チャット履歴やデータの保存は?
- 会話履歴は自分のアカウント内に保存され、後から見返すことができます。
- 不要になった履歴は、自分で簡単に削除可能です。
- 削除した会話はすぐに画面から消え、通常30日以内にはOpenAIのサーバーからも完全に消去されます。
- もっと気軽に試したい場合は、「一時チャット(Temporary Chat)」機能がおすすめです。このモードなら、会話の履歴がそもそも保存されず、AIの学習にも使われません。
AIの学習に自分のデータは使われる?
「自分の入力した内容が、AIの学習に使われてしまうの?」これは多くの方が心配する点ですね。
個人ユーザーの場合、初期設定ではあなたの会話データがChatGPTの性能向上のために使われる可能性があります。
しかし、これは設定画面から簡単にオフにすることができます。 オフにすれば、それ以降のあなたの会話はAIの学習には使われません。
ちなみに、企業向けのChatGPT(TeamプランやEnterpriseプランなど)では、最初から会話データがAIの学習に使われない設定になっています。
→ OpenAIは透明性を重視し、ユーザーが自分のデータをコントロールできる選択肢を提供しています。
【重要】ChatGPTに入力NG!6つの情報リスト
ChatGPTは非常に便利ですが、何でもかんでも入力して良いわけではありません。
特に、あなたや他人の大切な情報を守るために、入力すべきでない情報があります。
うっかり入力してしまうと、情報漏洩のリスクやプライバシー侵害に繋がる可能性があるので注意しましょう。
情報の種類 | 具体例 | なぜNG?(一言で) |
---|---|---|
公的な個人識別情報 | マイナンバー、パスポート番号、運転免許証番号 | 不正利用されると深刻な被害に繋がるため |
決済・金融情報 | クレジットカード番号、銀行口座番号、暗証番号 | 金銭的な被害に直結するため |
業務上の機密情報 | 顧客リスト、未公開の製品情報、社外秘の契約書 | 企業の信用失墜や法的問題に発展する恐れがあるため |
特に配慮が必要な個人情報(センシティブ情報) | 病歴、健康状態、宗教、信条、人種、性的指向 | 差別や偏見に繋がる可能性があり、特に保護が必要 |
他者の著作物(全文など) | 書籍や論文の丸ごとコピー、許可のない歌詞やプログラムコード | 著作権侵害にあたる可能性があるため |
個人の行動やプライベートを特定できる情報 | 詳細な自宅住所、リアルタイムの位置情報、具体的な日々の行動パターン | ストーカー被害など、個人の安全を脅かす恐れがあるため |
(※参考: OpenAI利用規約)
うわー、気をつけないといけない情報って結構あるんだね…。

そうなの。でも、このリストを意識しておけば大丈夫だよ!「これはどうかな?」と迷ったら、入力しないのが一番安全だからね。

→ これらの情報を入力しないことが、自分自身と他者を守るための第一歩です。
いますぐできる!ChatGPTの“安全設定”3ステップ
ChatGPTには、あなたのプライバシーを守り、より安全に使うための設定が用意されています。ここでは、特にAI初心者のあなたに最初に行ってほしい、簡単で効果的な3つの設定をご紹介します。
これらの設定は数クリックで完了するので、ぜひこの記事を読みながら一緒に設定してみてくださいね。
AI学習利用を“OFF”に設定
あなたの会話データがAIモデルの学習に使われるのを防ぐ設定です。
ChatGPT画面右上(スマホは左上ポチった後左下)の自分のアカウント名をクリックし、「Settings」(設定)を選択します。


設定をクリックしましょう。
「Data controls」(データコントロール)の項目を選びます。
そして、
「Improve the model for everyone」(すべての人のためにモデル改善する)という項目のスイッチをオフ(灰色)にします。

「一時チャット」で履歴もAI学習も残さない
会話の履歴を残さず、AIの学習にも使わせたくない場合に便利な機能です。

表示されたメニューから「Temporary Chat」(一時チャット)を選択します。
アカウントに“多要素認証(MFA)”を設定というのもありますが、こちらは私自身は行っていないため、今回は割愛させていただきます。
さらに安心!日頃から気をつけたい「安全利用の心得」7つ
設定だけでなく、日頃の使い方にも少し気を配ることで、ChatGPTとの付き合い方がより安全になります。
ここでは、世界中の専門家が推奨する基本的な心得を7つにまとめました。
難しいことはありませんので、ぜひ覚えておいてくださいね。
- 【必要な情報だけ入力】(最小限の原則)
ChatGPTに伝える情報は、目的達成に必要な最小限に。 - 【個人名・社名は仮名で】(匿名化・ダミー化)
固有名詞はイニシャルや「A社」「Bさん」のように置き換える工夫を。 - 【AI学習OFF設定は時々見直し】
「会話をAIの学習に使わせない設定」がオフになっているか定期的に確認。 - 【アカウントは共有しない】(自分専用に)
アカウントは家族や友人と共有せず、必ず自分専用で。 - 【カフェなどの公衆Wi-Fiは注意】
個人情報に関わるやり取りは安全なネット環境で。 - 【AIの出力は鵜呑みにせず、要ファクトチェック】
AIの答えは必ず他の情報源でも確認。 - 【規約・ポリシーの最新情報もチェック】
OpenAIの利用規約やプライバシーポリシーの更新に注意。
なるほどー!設定だけじゃなくて、使い方も大事なんだね。

その通り!この7カ条を頭の片隅に置いておくだけで、ぐっと安全になるよ。

→ これらの心得を実践することで、安心してAIの恩恵を受けることができます。
日本の信頼できる公式ガイドラインも参考に
「もっと詳しく日本のルールや注意点を知りたい」と思ったら、信頼できる公的機関や専門団体が出している情報を見てみるのがおすすめです。
特にAI初心者の方が最初に目を通しておくと良いのは、以下のようなガイドラインです。
- IPA「生成AI導入・運用ガイドライン」
企業などが生成AIを使う際のセキュリティリスクや対策が分かりやすくまとめられています。個人情報の扱いや社内ルール作りのヒントになります。
(※詳しくはIPA公式サイトで確認してみてくださいね。) - JDLA「生成AI利用ガイドライン」
使う側の視点で作られたチェックリスト形式のガイドラインで、入力してはいけない情報やログの管理、作ったものの二次利用など、具体的なポイントが分かりやすいです。
(※詳しくはJDLA公式サイトで確認してみてくださいね。)
日本にはまだAI全体を対象とした包括的な法律はありませんが、これらの自主的なガイドラインと、既存の「個人情報保護法」を意識して利用するのが、現状では大切です。
難しそうに感じるかもしれませんが、まずは「こんな情報源があるんだな」と知っておくだけでも違いますよ。
→ 公的機関の情報を参考にすることで、より確かな知識を得られます。
よくある質問Q&A
- Q1. ChatGPTに入力した内容は誰かに見られますか?
-
A1. 基本的に、あなたの会話内容はOpenAIの厳格な管理下にあり、許可なく第三者に公開されることはありません。ただし、システム保守や不正利用対応など、ごく限られた場合に運営側スタッフが確認する可能性はゼロではありません。だからこそ、重要な個人情報の入力は避けるべきです。
- Q2. 「チャット履歴OFF」なら学習に使われませんか?
-
A2. 「会話をAIの学習からオプトアウト(OFFに)する」設定が最も確実です。履歴をオフにすること(または一時チャットを利用すること)もAIの学習利用を防ぐ一助にはなりますが、より大切なのはデータコントロール設定で学習利用を明確に拒否することです。必ず設定を確認しましょう。
- Q3. 無料と有料でセキュリティは違いますか?
-
A3. 基本的なセキュリティ対策やプライバシーポリシーは無料版も有料版も共通です。ただし、ビジネス向けの有料プラン(Team, Enterpriseなど)では、最初から会話データがAIの学習に使われない設定になっているなど、法人での運用に適したデータ管理オプションが提供されています。個人で利用する場合は、まず無料版で安全設定をしっかり行うことが大切です。
まとめ:AIと安心して「もっと自由な毎日」を
正しい知識と簡単な設定、それに日常のちょっとした意識。
これだけで、あなたはChatGPTを安全に、そして自信を持って使いこなせるようになります。
最後に「AI初心者安心チェックリスト」で、今日からできることを確認しましょう!
- □ ChatGPTの設定画面で「会話をAIの学習に使わせない」設定(Data Controls)をオフにしましたか?
- □ 「入力してはいけない情報リスト」を意識して、個人情報や機密情報を入力しないように気をつけていますか?
- □ ChatGPTが出した答えを鵜呑みにせず、大切なことは他の情報源でも確認する習慣がつきそうですか?
これなら僕にもできそう!AIと、もっと仲良くなれる気がするよ。

「MirAIdeas」は、そんなあなたの“安心してAIを楽しむ毎日”を応援しています!

この記事が、あなたの“安心してAIと歩む第一歩”になれば嬉しいです。
困ったときは、またいつでもここに戻ってきてくださいね。
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参考・引用:OpenAI プライバシーポリシー/利用規約、IPA「生成AI導入・運用ガイドライン」、JDLA「生成AI利用ガイドライン」